プロローグ

2/2
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/83ページ
月が怪しく光る夜半のこと。 彼はゆっくりと羽を動かした。 見上げれば、丸い光が己に力を与えてくれる。 「さて……探すとするか」 ――大きく裂けた口がにんまりと動き、 鋭く尖った牙が月夜に光った。
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!