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はっきり言ってボクはどうしたらいいのか分からなかった
お見舞いに行ったら急に別れを告げられるし
あれからも毎日お見舞いに行ったけどいつも無言で何を話し掛けても答えてくれない…
このまま本当に別れなきゃならないのだろうか?
ボクは君のところに行かない方がいいのかな?
―‥
ボクは病室へ行くのをためらっていた
1週間前とうとう言われてしまったのだ…
『私たちはもう終わったの!いつまでも未練残しながら来ないでくれる?こんなしつこい人だとは思ってなかった!』
病院までは一応来るのだがあの日以来病室まで行くのが恐かったのだ…
“君にこれ以上嫌われたくない”
その思いがボクの心を支配していた
今日も病室まで行けなかった…
仕方なく病院の外に出てふと、君のいる病室の方を見た
あの木の葉っぱは前に見た時よりすごく少なくなっていた
その時、ボクはあの時のことを思い出した
『この木の葉がすべて落ちる時…私は死ぬのかな?』
急に君がいなくなってしまうような気がしてボクはとっさに残りの枚数を数えた‥
葉の数は…残り………8枚…‥
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