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それから君はいつもベッドの中だった…
ボクは出来るかぎり君のお見舞いに行った
そして…‥
いつの間にか冬が間近に迫ってきていた
もうすぐ……一年が終わる……
そんな時だった…
君があんな事を言ったのは...
『この木の葉がすべて落ちる時…私は死ぬのかな?』
君は悲しそうに病室の窓から見える一本の木を見ながら言った..
ボクは驚いた
いつも前向きだった君がそんな事を言うなんて思ってもみなかったから…
ボクは驚きを隠すように冷静を装って言った
「何言ってんだよ!…そんなことあるわけないだろ!」
『…』
君は黙ったまま窓の外をみている…
ボクは君の視線を追った...
木にある葉の数は残り…‥
30枚…
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