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「お前、随分と強くなったんだな・・・。」
ルインはこう呟いた。
すると、少年はこう言った。
「俺がお前にコテンパンに負けたあの日、俺はお前に復讐を誓った。そして、この世界を支配する魔王様の部下になることによって、更なる力を得たのだ。」
少年の名は、アルムと言った。村の中でも目立たない、普通の少年だった彼が、こんな思い切ったことをしたのを、ルインは驚いた。しかしルインは、この程度で怖じけづくような男ではない。アルムの言葉が終わるか終わらないかの瀬戸際に、彼に攻撃を仕掛けた。
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