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ありえない同居が始まった。
「何歳か覚えてる?」
考えることもなく、
答えた。
「何も…覚えてない」
「何って呼んだらいいの?」
「何でも」
張り詰めた空気。
名前すら覚えてない私…
ここにいても大丈夫なのかな…
いつ記憶が戻ってくると
はっきりと言えないのに…
「一週間だけここに
住ませてもらいます。
その後で…記憶戻らなければ
自分から警察に行きますから…」
「いいよ。別にここにいても。」
「いいえ、そんな…」
「警察には行かない方がいいよ。何も覚えてないとまた捨てられる。それが嫌。
記憶戻ったらそれでいいんだよ。」
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