グラスの蜃気楼

4/41
前へ
/43ページ
次へ
くりとした感情を表す。 「オキさんの勝ち、私の負けです。降参です」  オキさんには敵わない、貴方は素晴らしいといった思いを込めて微笑みながら、ユナは、オキの握り締めている両手からそっと右手を抜き取る。 「やったね。じゃあ約束どおり、今夜店が終わったら付き合ってもらうよ」 「分かりました。約束ですからね。何処に連れていってもらえるのかしら?」
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加