平凡な一日の筈が…

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何故、こうなったかというと、 目を覚ました時には父の姿はなく代わりに、 テーブルの上に手紙が置いてあった。 [ん?なになに…] 手紙を読んでいた手が震え始め [ふざけんなーー] そう言いながら手紙を丸めて、 ゴミ箱に投げ捨てた… 手紙の内容は、 ~愛する我息子へ 悪い時間に遅れそうだから何も用意出来なかったから自分の金で何とかしてくれ、 スマン 父より~ [ふざけやがって、 せっかく…ん?] [時は来た] [は?なんだ?] あたりを見回すも自分以外、 誰もいなかった… [(なんっだったんだいったい…)] 自分以外誰も居ないこの場所に 一抹の不安をおぼえながら帰路に戻る… [『マジックワールドゲートオープン』] その声と供に竜也の目の前に不思議な扉が出現し、 戸が、開き始めた… [!?(これはヤバイ)] そう思い竜也は扉から離れようとしたが、 未知の扉が目の前に現れた事に、 竜也は知らずの内に足が震えて動けなかった その間に扉は完全に開いてしまった… 竜也はまるでちりの様に浮き上がり 扉に吸い込まれて行った [うわぁ~] 竜也が扉の中に入ると扉の戸がゆっくり閉まって行き 戸が完全に閉まるとゆっくりと扉は消えて行った その様子を見ていた 黒いローブを着た者が、 その様子を眺めていた…
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