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その2 火葬色々
納骨室の最後の話です。土葬火葬の流れで、私がダンボールに飛び付いた故でしょう。
こんな話がありました。
ごく普通に焼き終わり遺体を出してみたら職員大騒動。
見たことのない形状の骨がある( ̄□ ̄;)!!!!
「何の骨や?」
「故人さんの骨?」
「そんなわけないっ┐(´◇`;)┌」
とりあえず、何時も通り冷やして、納骨堂に運んで、遺族を呼んで――いつものことをした後、納骨堂に集まった遺族に聞いたら、
故人の愛玩動物(犬)
「ペット(犬)∑( ̄口 ̄)」
確かによく見たら小型犬の骨に見えなくもない。
「いやぁ、後にも先にも人間以外の動物が入ってたのは」
と、笑ってるのだが、笑ってない。
その後、故人の遺志でも棺桶に他動物入れないで下さい!!
と、こっぴどく絞られたらしい。
以後、絶対動物を寝棺に入れるなという通達が葬儀屋に回ったのかは……ごめん訊いてない(><;)
その3 部屋いっぱい?!
次は料金表にも載ってる――
臓器/体の一部
の火葬。
後で生きてる人のとある部分を焼くために棺桶を買いに来た話もするでしょうが、今回は病院発注のお話。
病院で体の一部となると想像出来ると思いますが。
取り出した体の一部を安易に捨てられないので纏まったら纏めて焼くそうです。
取材前、仕事してた時、何となくそんな気がしたのですが。ほら大江健三郎のデビュー作!! なんかがふわふわ頭の上を浮遊するんですね。
病院からのは取り出したり、提供された故人とか色々。
「さっきの灰置き場いっぱいぐらい来るかな?」
「……(T_T)」
どんだけ溜めてんの?! それどうやって焼いちゃうの?!
「遺体より楽だから早いよ~」
「はあ、そうですか」
まあ、花ないし焼きにくい遺品も遺体もない。
ダンボール詰めだから木の寝棺より早い。
母ちゃんや父ちゃんが手術した時のも焼かれたのかな……。
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