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「あははっ 真っ赤になっちゃって可愛いね」
青年の言葉に思わず伏せていた顔があがる
「そんなことな…!?」
顔をあげてすぐに青年と目が合った
さっき見たときは笑っていてわからなかったが、青年は青く澄んだ美しい瞳をしていた
「綺麗…」
海のように青いその瞳に見とれてそのまま思ったことが口から零れる
いきなり褒められて青年も一瞬戸惑ったように見えたが、すぐにありがとうと言って笑顔を見せた
「君もとっても綺麗な黒い目をしているよ」
千代子がそうしたように、青年も見て思ったことをそのまま告げた
しかし、先ほど褒めたときと違い千代子の表情が一瞬曇った
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