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「こんな真っ黒な髪に真っ黒な瞳、全然綺麗じゃないです」
はっきりとそう告げる千代子 まるでそれがコンプレックスであるかのような言い方だ
「君の白い肌に合っていてとっても綺麗だと僕は思ったんだけどな」
「なっ…」
真顔でそんなことを言い切る青年にむしろこっちが恥ずかしくなり、また顔を赤くする千代子
でも、そう言った青年の青い目には本当にそう思ったんだと感じさせられ
千代子は小さな声でありがとうと言った
それを見た青年は満足そうに微笑んだ
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