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「だからっ！唐揚げ楽しみにしてたのっ！！！」
多分私の顔は真っ赤。
だって、何やらあつい。
光牙はきょとん、となんとも気の抜けた表情をした。
…そして。
「…ぶっ！っははは！！」
んなっ！笑いやがったコイツ！！
「わっ笑うなっ！！」
「…わりぃわりぃ。意外に紅、子供っぽいのな…」
ムカッときた。
アンタは意外もなにも子供そのもののくせに！
「アンタだけには言われたくないっ」
私はプイッとそっぽを向いた。
「悪かったって！」
光牙が謝ってる。
けど向いてやんない。
くしゃッ
「ん？」
頭に違和感。
光牙に撫でられてることに気づくのに少し時間がかかった。
「何すんの！」
仕方なく振り向く。
するとそこには嬉しそうに笑う光牙。
あまりにも嬉しそうだから、私は怒りも忘れ呆けてしまった。
ぐしゃぐしゃと乱暴に頭を撫でて、光牙は言った。
「新しい紅、発見っ」
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