あの世界の終末

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ

あの世界の終末

「あの…」   「はい…?」   「死ね。」   「はい。」   男は鎌を私の首に当てる。 ………………。 思っていたよりきれいな色をした血に染まって、私は自分が死んでいくのを感じた。最後に見た月が満月でないのが、妙に悔しかった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!