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俺が恋心を抱いたあの彼女と再会したのは、思わぬ場所だった。 「うぜー、まじで。なんで休みの日にまでバイトしんといかんのよー。」休日となるとディスカウントショップ内は客でごった返す。 ピンポーン、オープン7番でーす! レジが混みあっているという意味の店内放送が流れた。この放送が流れると、手の空いた従業員はレジのヘルプにまわるのだ。 「しょうがねー。」 一番端のレジの手伝いをする。5分もすると、人の波が少しおさまった。 やってらんないなー…。前のレジはまだ混んでいる様子だ。 「………?!」 よく見ると、そのレジを打っているのは、あの時の彼女だった。
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