12人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「へー、すごいっすねぇ。」
黒い布の上に飾られたアクセサリーは、V系バンドがしてそうなゴツいデザインで、どれもハイセンスだ。その隣に敷かれた、桜色の布の上には、同じシルバーアクセサリーでも、先ほど見ていたアクセサリーとは正反対の、優しく、どこかあたたかい作品が並んでいた。
「オーナー!」
女の子の声がおっさんをよんだ。
「交代です。」
「あいよ。」
俺はシルバーアクセサリーから、視線を上に、声の元に向けた。
俺はその茶色い瞳の彼女に恋をした。
最初のコメントを投稿しよう!