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彼女はおっさんにサヤカと呼ばれていた。 そして、桜色の布の上に広がる、宝物に群がる女の子たちに、この宝物たちが自分の作品であることを話していた。 俺はその宝物たちの中から、実家の広島の夜景を思い出させる、星のモチーフのアクセサリーを買った。 彼女と会うのは、今日が最初で最後だろう。俺はこの恋心を胸の奥にしまっておこうと思った。
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