びっくり!ミスマッチカップル誕生!?

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ガバッ 桜花は目を丸くし起き上がり周りを見渡す が…ここはいつもの桜花の部屋だった 「……最悪な悪夢を見た…良かった夢で(はぁー)」 桜花は深くため息をつき夢であったことに心底ホッとしている …どうしょう…マジであたしがあの篠崎君(馬鹿王子)と付き合う羽目になるなんて…思っても見なかった… 寝起きの虚ろな目で桜花はぼんやりと考えている ドンドンッ ビクッ ドアを勢い良く叩かれ思わず桜花はビクッとした 「桜花!とっとと起きろっー!!」 「!…ママ…」 声を聞き母の怒鳴り声に桜花は呟き、布団から出ると立ち上がった …ママが朝っぱらから怒鳴る何て何事かが起こったに違い無い… そう思いながら桜花は部屋のドアへ近づく ガチャッ キィー 「一体どうしたのママ?」 桜花は部屋のドアを開けドアの外にいた母親に尋ねる 「イケメンの男が桜花を迎えに来てるぞ!いつの間にあんないい男を捕まえたんだよ!このこの!!」 母はノリノリのハイテンションで桜花の頬を人差し指で突きまくる 「えっ…イケメン!!ってまさか…」 ダダダダダダダダ 驚きの表情を浮かべると階段を一気に掛け降りる 「…………」                        そして桜花は茶の間の光景を見て言葉を失い度肝を抜く 何と篠崎君は桜花の家族と楽しそうに朝食を食べていたのだった 「なっ何で篠崎君が家にいるの?!」 驚いた顔で桜花は篠崎の座っている所にいき尋ねた 「おはよう桜花ちゃん」 篠崎は笑顔で呆気らかんと桜花に言う 「おはよう篠崎君」 笑顔で桜花も篠崎に挨拶をした 「桜花ちゃんも一緒に朝食を食べようよ」 立っている桜花に篠崎は言う 「うん、先に私顔を洗って来るから」 そう篠崎に答えると桜花は洗面所に向かい歩きだした 周囲はホンワカ和やかムードが漂う (はうっ!?) 何をやってんだあたし!!                何かに気付き桜花は立ち止まり心の中で1人突っ込む                いかんいかん完全に篠崎君のペースに流されてる自分がいたよ…恐るべし馬鹿王子の不思議パワー
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