びっくり!ミスマッチカップル誕生!?

5/7
216人が本棚に入れています
本棚に追加
/202ページ
「…驚いたよね…突然押し掛けた見たいになっしまって…ごめんね桜花ちゃん」 少し申し訳なさそうに篠崎は桜花に言う 「…それはびっくりしたけど…篠崎君こそ私を迎えにに来ただけなのに、ママ達が無理を言ってごめんなさい…」 そんな篠崎に桜花は俯きながら静かにに謝る 「そんなことはないよ。優しいご両親だね」 笑顔で篠崎は桜花に言った 「そうかな…私にとっては少しウザいって思う時の方が多いよ」 首を傾げながら桜花は目を細めて篠崎に言う 「くすっ、朝食を食べて学園へ行こう、桜花ちゃん」 そんな桜花に篠崎は少し微笑んで言った 「うん、…と、その前に私顔を洗って来るから!」 だだだだだだ 桜花はそう言うと慌てて洗面所に向かった バシャッバシャッ ジャァー ゴシゴシ 桜花はタオルで顔を拭くと茶の間の方を見つめている 「もっと食え、ほらこっちも美味いぞ!」 「はい…少しだけ頂きます」 「うわっ、ママ入れすぎだよ…篠崎君は少しって言ったじゃないか…」 「大丈夫だって、若いんだからこれくらいいけるだろ、なぁ、えっと…剣ちゃん!」 「…はあ…何とか食べます…」 「無理に食べずに残してくれて構わないよ」 「はい…あっいいえ食べきれます」 「どんどん食えよ剣ちゃん」 「剣ちゃんって男の子にちゃん付けはないんじゃないか?」 「いいじゃねぇか、男だって可愛いんだからよぉ。なぁ剣ちゃん」 「はあ…」 「すまないね剣翔君」 「いいえ、僕は構いません、どのような呼び方でもいいです」 …くすっ篠崎君はいつも余裕そうな顔をしてるのにあたしのママ達の前だと何だか余裕が無いみたい あーゆう篠崎君を見るのは初めてかも… 桜花そう思いながら篠崎を見て笑みを浮かべる そして桜花達は朝食を済ませ、学園に行こうと玄関にいた 「剣ちゃん、桜花をよろしく頼むな!」 桜花の母は篠崎に言う 「はい、任せて下さい」 篠崎は笑顔で桜花の母に答える 「ママ、あんまり変な言葉使いしないでよ…それに篠崎君に向かってちゃん付けって失礼だってば…」 桜花は母に困り顔で文句を言った 「ちゃん付けでもいいって剣ちゃんは言ったんだよ。バーカくすっ」 笑みを浮かべながら母は桜花に言った 「………」 言い返せず桜花は不服な顔で母を見る
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!