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「だから僕の名前を桜花ちゃんに呼んでほしいんだ」
篠崎は俯く桜花に耳元でそっと囁いた
「…つぅ…」
男の子に耳元で囁かれたことなんてなかった桜花は心がパニック寸前
「…けっ…剣翔…君っ…」
勇気を振り絞り桜花は篠崎の名前を呼んだ
「なあに、桜花ちゃん」
笑顔で篠崎は桜花に答える
「…………」
篠崎の笑顔に赤面して口を閉じたまま桜花の心はドキドキが止まらない
まっ眩しすぎだよ…他の女子達が篠崎君に、じゃなくて剣翔君に夢中になるのが少し分かる気がする…
あたしの心も剣翔君に落ちるの時間の問題かも…
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