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ん・・・・・?
何だ、あいつら・・・・・。
校門を通り過ぎようとすると、目の前に二人の男子生徒が・・・・・
構わず突き進んで行くと、肩を掴んで止められた。
「おい、テメェが九條か?
「顔を良く見せろよ。入学当初から学年首席の僕ちゃん?」
『俺に・・・触るな・・・・・。』
・・・・・メキッ・・・・ぐぁっ!!
静かに言葉を発したと同時に、鈍い音と男の呻き声。
周りの誰もが凍り付いたようにこちらを見る。
変な向きに曲がった手首を押さえてうずくまる男と、その光景に呆然とするもう一人の男子生徒・・・・・。
周りから聞こえる会話
「ほら、あの人が例の・・・。」
「いくらなんでも酷くないか?」
「校内最優秀だからってさ・・・・・ね。」
・・・ザワザワ・・・・・
俺は完全に無視して、何事もなかったかのように歩き校舎へ辿り着いた。
どうせ、いつもの事だ。
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