悲劇

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「実は今朝、送り主不明で一通の封筒が届いたんだ。中には犯人の写真と個人情報が入れられてた。その時思ったよ、これは神様が僕に、 復讐しろって言ってるんじゃないかって・・・」 『違う・・・・・そんなの信じるな!復讐なんか誰も望ん「うるさい!!お前に何が分かるんだよ!何も知らないくせに!!」 胸倉を捕まれ引き寄せられる。 ・・・・・直哉・・・・・・・・。 俺はどうしたらいい・・・ お前の気持ちは痛いほど良く分かる。 出来る限り助けてやりたい。 とはいっても復讐なんか・・・・・ 『お前は間違ってる。復讐なんかしても誰も救われない・・・・・。本当はお前も分かってんだろ?』 ゴッ・・・・・!! 「ははははっ!よく言うよ!!突然両親が殺されて、悔しくないわけないだろ?犯人を同じ目に遭わせたいって思うだろ!?」 俺を殴り付け笑い出す直哉 もう気がおかしくなっているとしか言えない口調の変化 今止めないといけないって事は分かっていても、止められないと直感してしまう。 その時 俺の体に異変が起きた 周りの音が次第に遠ざかり 目の前の景色が霞む 手足が痺れ始めたかと思うと 体から力が抜け倒れ込む
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