暇つぶし一章

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歩[(今日は雨…狩りの時に雨とはなんたる最悪な自体)] 僕、歩(あゆむ)は目の前の黒い龍をにらめ付けながら草の影に隠れていた。 横のお供の犬 牙狼(がろう)は完全に腹に尻尾をべったりつけている。なさけない 牙狼[や、やめようよ…歩!!!あいつ強いってクエストなんていいじゃん!!材料集めるクエストやろうよ!つか帰ろうよ!!] 歩[だまれって見つかったらお前の責任だぞ] そういい放つと僕は双剣を構えた…いけるだろうか。 草かげから飛び出し龍へつっこむ雷を纏った玉がとんできた。 僕は空中に飛びかわすと龍の頭を目掛けて一気に双剣を降り下ろす。 その一撃もあっさり避けられて僕は瞬く間の間に龍の足に地面へと押さえこまれた。 歩[っあっ!!] 龍の爪が食い込む。 ?[随分な挨拶だな…ひさびさにあったと思ったら襲うとは…] 龍がしゃべっているのがわかる、僕は爪が食い込む痛みに意識をなくしかけていた。 ?[お前に狩りは無理だと忠告したんだがな……] 龍の爪が離れ龍が人になっていくのがみえた…青い髪に緋色の瞳……見覚えがある…皮肉ないい方や…冷たい視線…この龍は…… そこまで考えて僕は気絶した 牙狼[鴉(からす)…いくらなんでも怪我させる事ないだろ] 鴉[襲ってきたのは歩だぜ?] 牙狼[そうだけど] パチパチと焚き火がなっていた、その音に目を覚ますと。先程みた青い髪の龍が僕を見ていた。とっさに双剣を構えようとするが龍に押さえこまれた。 鴉[やめとけ、歩忘れたのか?] 歩[っ…何いってんだ!!!ぐっ…] 牙狼[ちょ!平気?] 傷の痛みが体を走る。牙狼は心配そうによってきた僕は 痛みに絶えきれず倒れる。 青い髪の少年は、僕の傷をさわった。 鴉[鴉だよ…お前がガキの時に剣の使い方を教えただろ]
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