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「そろそろ寝ましょう。なんだか、酔っちゃったわ。」
「はい。」
そういって自然と二人でベットに入る。
どくんと心臓が動くのが分かった。
ぎゅっと後から史花さんが僕を抱きしめる。
とっさに僕は史花さんにキスをして覆いかぶさる。
下から史花さんが僕を見た。
「変わらないのね。」
「え?。」
僕は、史花さんを見つめる。
「貴方がこういう風にする時の顔。いつも謝るような顔してる。」
「そうですか・・?。」
僕は史花さんの首へとキスを落とす。
「ねえ、歩。」
「うん?。」
僕は唇を史花さんの耳へと移動する。
「貴方が私に対して何かしなければならないなんて思わなくていいのよ。」
「それ・・初めてこうして抱いたときも言ってましたよね。」
そのあと史花さんは何も言わなかった。
こうしてるとき史花さんは、声を上げない。
それに不快感はなかったし、不満もなかった。
すべてが終わって、何度もキスをしていたら史花さんは僕の腕の中で猫みたいに寝息を立て寝てしまった。
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