538人が本棚に入れています
本棚に追加
陽も暮れだし、辺りが暗闇に包まれる。
それは私が淦と出会ってから四日目に突入する事を暗示していた。
今、私は闇により、より一層不気味さを醸し出す森にいた。
月明かりに照らされた辺りを見渡せば微かだが、私の他に後四人いる事がわかる
男は二人、その内の一人は射影丸 淦だ。
女は私を含め三人
計五人……こんなにいるのに誰ひとりとして話そうとしない。
――三日目が終わりを告げる
それが何を意味するか
此処にいる全員がわかっている。
神が考えた暇潰しが始まる……私は知らずの内に身震いをしていた。
最初のコメントを投稿しよう!