イジメ

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他の三人はというと…ボスのKがやられたので逃げていった。 子供なんてそんなもんである。 次の日から誰も俺にヒソヒソ話しなくなった。むしろ話かけてきた奴も何人か居たぐらいだ。 俺にしてみりゃ調子のいい奴等としか思えなかったので相手にしなかった。 でも覚醒した時の気持ち良さが病みつきになってしまった。 長かったイジメられ生活にピリオドを自らの手で打てたのである。 小学校卒業間近の寒い冬の日の出来事だった。
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