4959人が本棚に入れています
本棚に追加
Jは運転席にふんぞりがえり狂の顔を見ながら話し出す。
J『わかるよな?』
狂『はい』
J『言ってみろよ?』
狂『以前に.香さんと遊んだ時に借りてた3万借りたまま返してません。』
J『だよな?』
ふんぞりがえっていた体を起こし狂に顔を近づけてきた。
狂(顔ちかいって!!)
別に恐くはなかったが大義名分はJにあった。たしかに借りた金を返してなかった狂が悪かった…
Jは続ける。
J『俺の女から金借りて返してなかったんだから俺が貸してんのも同然だよな?金利と迷惑料と元金で30万もってこいな?』
狂(やっぱりそうなる?)
Jはデカイ声を出すわけでもなく.いかにも当たり前かのように言いはなった。
Jから呼び出された時点で十中八九こうなるだろうとは予想していたが…やっぱり。
狂(…ちっ!!)
Jは窓を開け煙草に火を着けた。
一旦狂の言葉を待ってるかのように思えた。
狂『いやちょっと待ってください。確かに金借りて返してないのは事実です。でも自分が金借りたのはJさんと香さんが付き合う前ですし.Jさんから金借りた覚えはありません。香さんから催促されてたわけでもありませんし.香さんと遊んでた時はいつも自分がおごってました。だからこそ本人も催促してこなかったんぢゃないんですか?』
実際.香と遊んでた時は彼氏いないと言っていたし.遊ぶ時は全部おごっていた。
Jと待ち合わせの場所に移動する20分の走ってる間に.ある程度返す言葉を考えていた。
するとJは…
最初のコメントを投稿しよう!