学校と書き、戦場と読む

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「こういうので決めるのはどうだ?」 と発言したのは研志であった。      レーザーガンでサバイバルゲーム 「題して、光線銃で戦っちゃおう」 とても危ないゲームだと思うのは俺の気のせいか? 研志はどういうものなのか説明を始めた。 「うちのクラスは32人でいるので、4人で1グループを作ると8つに分かれる。 その8つのグループで争い一番だったところに芸術祭の出し物をする権利を与える。 争う方法だが、俺の持ってるレーザーガンで相手のことを打つ。 当たったら死亡とみなしてレーザーガンを使うことは出来なくなる。 勝敗は最後まで生き残った数の多いグループの勝ち。 どうだ?」 「やるやるー」 「ふむ、面白そうだな」 「ヤツを葬るチャンス到来」 やはり、変なヤツもいたがクラスの大半が賛成である。 もちろんだが俺も賛成派だ。 「詳しいことは明日の朝、プリントで配布する。本日はここまで」 俺より実行委員長に適任な気がする。 ガラガラと、先生がタイミング良く教室に入ってくる。 「なんだ、まだ決まってないのか。出来るだけ早めに決めるんだぞ」 あんたの迷惑のせいで遅れたんだよ。 結果として面白いことに発展したのは良かったのだが。 次の日、学校に登校するとプリントが机に置いてあった。 プリントの概要を見てみる。  レーザーガンでデスゲーム 「光線銃で戦っちゃおう」 なんか、昨日よりも危なくなったような…… そんなことはさておき早速詳しい説明を読む。 このゲームは3時30分から5時00分まで行われる。 一人一つずつレーザーガンを持ち、はちまきをつける。 はちまきは特殊な素材で出来ていて、レーザーがはちまきに当たると「ピー」という音がなる。 そうなると死亡扱いとなり、公平性を保つために相手にはちまきを渡す。 死亡扱いになったらレーザーガンを使ってはいけない。 最後まで生き残っていた人数が多い所が勝ち。 ここまでが勝敗と戦う方法。BYけんし ここまで読んだ限り、本当にサバイバルゲームとあまり変わらないのではないかと思うくらい本格的である。 まだ続きがあるので読むことにする。
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