… わかれ と はじまり …

28/50
前へ
/188ページ
次へ
  その後も、カケルはベッドの中でずっと ボーっとしていた。 途中、何回か心配してママがやって来るも、カケルは適当な返事を返すだけであった。 時刻が12時を過ぎた、その時。 トントンッ ドアをノックする音。 トントンッ トントンッ 続けてノックの音が鳴る。 誰? ママはノックなんかしないで部屋に入ってくるのに… 不信に思ってカケルはドアまで足を運ぶ。 トントントンッ トントントントンッ カケル「誰だよ?」 だんだんとノックのテンポが速くなってきた。 カケルはドアの前までたどり着き、ドアノブに手をかけた。  
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加