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なんとなく、恥ずかしくなった俺は仁から目を逸らした。
「ねっ眉間にシワ寄せるほどなにを必死に考えてたの?」
なんだか楽しそうな仁。
授業が終わった瞬間、俺にのしかかってきて、ずっとこの質問をしてくる。
でも、そんなこと言われても俺もよくわかんねーもん。
「…仁のシャーペン、かっけーなって見てただけだよっ!」
めんどくさいから、ふと目についた仁のシャーペンを使って誤魔化してみたら
仁の体ががピクッと反応した。
「……?」
「……そっ、か。
亀、あのシャーペン気に入ったの?」
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