1 ケイコク

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急に 太陽の光が俺の目をかすめた 勿論そんな事になったら 窓の風景から目を離さざるを得ない 俺は窓から目を離すと 何気に壁に掛かった時計が目に入る その途端だ 「エーーーーーーーーー!」 俺は気違いな程 時計に向かってそう叫ぶ 現時刻は 八時十五分 俺はどうしてあんなにも清々しく清い時間を過ごしていたと言うのに 今ではその時間が 多少恨めしく思う が そんな事を永遠としていた俺も悪いのかも…
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