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振り返ると
そこには知らない男が花を持ち立っていた。
誰だ?
男は俺におじきをする。
『あの、何で俺の名前?』
俺はしゃがんでいた体勢から立ち上がる。
『あ~そっか…スイマセン。
大原くんは俺のこと知らないですよね…。
俺は小澤からあなたのこと聞いていたんで』
そのひとはそう言うと花を墓に供えた。
『一度、大原くんに会いたかったんです。』
そういい微笑む男の顔は綺麗で整っていた。
『そうですか。』
…
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