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「前にも言ったが、もう、遅すぎる」
「前の時も、今回だって・・・もう何もかもが・・・遅すぎる」
青年の口から出てくる言葉は、目の前の女性にはあまりにも冷たく、そしてあまりにも残酷な真実。
「そんな事はありません!!!」
それでも尚、女性はそれを否定する。
「遅すぎることなんてことはありません!確かに時間はかかるかもしれません。ですが」
「なら何故!お前達人間は、なんの罪の無い魔族達を、ただ純粋に平和だけを願っていた俺の親友を殺した!!!」
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