ようこそ地獄の一丁目へ

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入社式を終えた後、営業部でミーティング。営業部は5~6店舗が一つになる。部長とその営業部の新入社員(一店舗当たり二人)でテーブルを囲む。 部長の雰囲気は笑顔を絶やさず、たまぁ~に挟むオヤジギャグは寒さを通り超して妙に場を和ませた。勿論この時のカツオもそれが部長の『策略』である事は知らない。 そして最後に部長が 『質問は[?]』と、言われたので、ノリの良い新入社員が『それぞれのお店の店長さんはどんな人ですか[?]』 一同(ナイス❗❗)の表情。 『〇〇店はベテラン店長だよ。〇〇店は…〇〇店は…』 そして僕の勤務地 『××店は、ウチの会社で一番若い店長だけど、250店舗で一番売れてる店なんだ。年齢も君達と変わらない24歳。そのかわり厳しいぞぉ~』 その時は不思議と怖く無かった。呉服業界という男には縁のなかった世界に入ったのだから、それなりの覚悟はしていた。来るならこいっ❗❗と……… あの伝説の男に会うまでは💦
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