Story1

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俺、六咢 尊(ロクガク ミコト)は 只今とっても 困っております。 目付きが悪いことや 背の高さ故に よく喧嘩を売られる俺は 先程律儀に買った喧嘩で 財布を落としてしまった みたいだ。 まあ騒ぐ程 入ってるわけじゃないが なければ困る。 と言うことで再び 先程まで歩いてきた道を 戻っていれば あら漫画みたい。 同じクラスの 優等生君が 絡まれてる。 いつもの俺なら 完全に無視していたが ガラが悪そうな男の 手に持たれていた財布が 妙に見慣れたそれで。 もうそれを見てしまったら おしまい。 さよならばいばいまた明日ー そんなこんなで 手短に財布を返してもらって やっと帰れると 歩を進めようとした瞬間 聞き慣れない声に それを止められた。
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