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「六咢君…っ」
聞き慣れない声に
振り替えれば
案の定
喋ったことない優等生君。
「た…助けてくれて、ありがとうございました!」
なにこいつ勘違い?
俺は自分の財布を
返してもらっただけだし
助ける義理なんてない。
感謝される
意味もないため
無視して家に帰った。
家に帰った頃には
既に忘れているような
些細な出来事だったのに
俺の平穏な日々を
変えるような出来事に
なるなんて…
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