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相手が出たのを確認し
鍵を閉め
それをポケットに
放り込む。
自然と早足になる。
それでも平然と
隣を並ぶ相手に苛つき。
嗚呼もう鬱陶しい。
「着いてくんな」
「嫌です」
笑顔で即答。
こいつなかなか強者だ。
嗚呼また厄介なのに
気に入られてしまった。
当たり前の
つまらない生活。
それを変えるように
入り込んできたこいつは
果たして俺にとって
有害か無害か。
わからない答えに
溜め息が溢れた。
end...?
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