別れの前

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夜… 青木くんのお姉さんに送ってもらって血だらけの制服を洗っていたらお母さんが慌てて帰って来た 「さくら!ちょっと!何あったの?!」 「あ…お母さん!お帰りなさい」 「何よそのガーゼ!」 「ああ…これ?たいしたことないから」 お母さんの興奮は収まらない 「先生の話しだと誰かに石を投げられたって…」 「たまたま私に当たっただけよ」 「さくら!たまたまって!」 「……………ふぅ」 「まったく…もういいわ」 「そういえば先生が助けてくれた男の子がいたって…」 やば… 「この前の子ね!」 来た! 「そうよ!」 「もういいでしょ!」 「名前は?なんて言うの?」 「青木裕くん…野球部で生徒会長だよ」 「ふぅん…さくら!やるじゃない(笑)」 「もう!早くお風呂入りなさいよ」
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