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誰もいない学校…のはず…
私はそこに自然に足を運んだ
タッタッタ…
野球部のグランドを走る…一人
私は気付かれないようにそっと見る
「はぁはぁ…」
青木くん?
一人黙々と走っている
私は黙ってそっとずっと見ていた
しばらくすると青木くんは走るのを辞めて歩き出した
「あ~えれぇ…はぁ…」
「7時半…か…」
そういってタオルを持ち水道の水を頭からかぶり汗を流す
「つめてぇ」
タオルで水を拭き取りながらベンチに向かって来る
私は緊張した
なぜって私はベンチの裏で息を潜めていたから
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