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コンコン…
「青木くん?」
声をかけてドアを開けた
中にはトレーニングする青木くん
「…やっと来た」
「ごめんなさい!」
「楽しくて…つい…」
「いーよ!姉貴と居たんだから」
青木くんは手を休めない
しばしの沈黙…
怒ってるの?
「ふぅ…」
「怒ってないよ」
手に持っていたダンベルを置いてやっと私を見る
「始めちゃったからさぁ~キリつけないとなんかダメなんだよね」
「怒ってるって思った…」
私は青木くんに抱き着いていた
不安に潰されそうだった私の無意識の行動
「さくら?」
「はっ!ごめんなさい!」
慌てて離れた
「さくら…」
「さくら…」
うつむいたまま私は動けない
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