落ち葉の頃

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私は相変わらず朝練の野球部をこっそり見ていた やっぱり野球をする青木くんはカッコイイ 新チームは朝練習を義務にしたみたい 練習も終わり片付けが始まった その時 ガサガサ 背後の植木から人が現れた 「きゃっ!」 「うわぁ!」 「…中島さくら?」 そこには渡辺くん! さっきまでベンチ付近にいたのに… ここは外野の植木 「何してるの?」 笑顔で話しかけてくる 「俺を見てた(笑)」 「ははは!違うかぁ」 一人でしゃべってる… 「おい!裕!こっちだって!」 渡辺くんは植木に叫んでグランドに帰って行った 「じゃあね!さくらちゃん」 裕…って 「…んだよ…ボールあったのかよ…」 出た!青木くん 「!!」 「中島さん…どうして?」 青木くんとは半年ぶりくらいの会話 「朝練…見てたの」 「そっか…」 私は青木くんをじっと見る…目に焼き付けようと 込み上げ涙が邪魔をする 「…また泣かせちゃった」 青木くの手が私の頬に触れ涙を拭う
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