六章 彼女の笑顔

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「パトロール終了ー!」 「つ、疲れた……」  クリスマスパーティー1日目終了三十分前、両手の袋は左右2つづつに増えていた。 「男の子なんだからこれくらいで泣き言言わない」 「すみません……」 「さ、休んでる暇なんかないよ。今日届いた苦情を処理して明日はより良いクリスマスパーティーに出来るよう改善しなくちゃ」 「マジですか……」  生徒会の人達っていつもこんな大変な思いしてるのか……すげぇなおい。  その後、蓮先輩と二人、生徒会室で事務をこなすこと一時間。  クリスマスパーティーもすでに終了しており、各グループは片付けと明日の準備に入っている中、俺の携帯電話に望さんから着信が入った。  マナーモードにしといて良かった。裕二に勝手に着メロ変えられてからそのままにしてあったからな、蓮先輩に聞かれたらどん引きされそうだ。
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