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次の日も、また次の日も、先輩たちのイジメは続いた。
だけど苺は、絶対にそのことを友達にも家族にも言わなかった。
――――というより、言えなかったのだ。
言ったら皆が心配する……。
そう思っていたから。
* * *
今日もまた苺はイジメられていた。
心も体もボロボロになっていた。
それでも苺は、捺にも紅にも相談しようとはしなかった。
苺は決めていたのだ。
・・
今日でイジメを終わりにしてやると。
自分の身は自分で守る、と―――――。
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