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それから1週間が過ぎ、苺は紅の双子の兄・捺の部屋にいた。
嬉しい報告を持ちつつ、悲しい気持ちがあることを隠して。
「私、高校合格したよ!!」
「マジ!?やったな!!俺も合格したぜ。
まぁ当然だけどな☆」
「………紅……は?」
「あー……あいつは…うん…受かったよ。
俺らと同じところ」
苺と捺は一緒に杜月院高校を受験し、見事合格した。
紅も苺たちと同じ杜月院を受験し、捺の話では合格したようだった。
「そう……なんだ…」
「…やっぱりまだ話しづらい?」
「…うん……。ちょっとね…。」
苺と捺が話していたときだった。
ガチャ…………
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