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「それより…このクラスは強烈だな…」
突然声のした方へ目を向ける。
なんと、二人の男子がこちらへ走ってきているではないか…!
相手はあっという間に静火の席に食らい付き、きらーん☆と見知らぬクラスメイトは目を輝かせながら静火の両肩をぐわしっ、と掴んだ。
「…な、なんだょ?」
「そう!そうなんだよ蒼井さん!―いや、この際だからフレンドリーに言わせてもらおう、静火!
今はまだ魔法が使えないと思っていても魔法を使えるようにすることがこの先長きにわたってこの世界を支えていく若者としての義務、いや使命!
ザ・ワールド・オブ・ディスティニーなんだぁあぁああっっ!!」
「は、はぁ…?え…??」
「…で、お前は何が言いたいんだ?」
「悪いことはいわない。俺と友達になってくれ!」
「じゃあその手の動きをやめんかッッ!」
「おぶはっ?!」
その彼は背後に立っていたもう一人の手によって後頭部に一撃を放たれた。
そして、愉快な叫びをあげながら床に倒れる。
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