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先生の顔が近くなる。
「え?何ですか…」
「ごめん、キスは告白の返事貰ってからって決めてて…あ、ちゃんと両思いになったら…。だから今は、これで我慢する」
「何…」
言い返す前に、先生に抱きしめられる。
「ちょ…いいって言ってない…ってば」
「うん、ごめん…」
沈黙が続く。
コーヒーの匂いがする。
「桜…」
耳元で囁かれる。
甘い声、優しいぬくもり…
このまま、先生を好きになるのかもしれない…なんて考えが頭を過ぎった。
「はい!!充電完了♪」
「え?」
「桜、いい匂いするからつい抱きしめたくなるんだよね~」
「変態ですね」
「うん、知ってる。じゃあ、またな。」
「あ、はい」
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