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「まあ、そこが桜のいい所よ」
「な、なに言ってんのよっ伊雄!!」
顔が赤くなる。
「ごめん、って!でもさ、俺好きな人いじめたく…ってあれ?」
「桜なら先生の処行ったよ!!!」
辛気臭そうにいう千夏を尻目に伊雄は大きな溜息をつく。
「いっつも、こうじゃん…俺。」
「春からあんな調子じゃまだまだ桜を手にいれるのは遠いねぇー」
「うるさい」
冷たく言い放ち男子の群れに戻った伊雄を哀れみな瞳でみる。
「そんなに辛いなら私が彼女になっちゃうのに…。」
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