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「おなかが減ったら帰えってくるって」   「でも、首輪にひもけたままだから、どこかに引っかかったら動けないから、心配や」 「そうやな、取りあえず近所の電柱とか、スーパーの掲示板に張り紙しようか」    と言って私はすぐに、マジックで[迷い猫]のちらしを書いて近くのコンビニにコピーに出かけた。 帰ってくるとママサンと、ミヨリンは近所を探しに出かけようとしていた。   「50枚もあったらいいだろ?」    「首輪に鈴がついてるのに、ぜんぜん気配がないんや」       と言って二人は出かけていったが、この時ちょっといやな予感が胸をよぎった。
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