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「そうか、もういっちゃうのか・・・」
「ごめん・・・」
彼はすまなさそうな顔で呟いた。
僕と彼とは同じ小学校からの同級生だった。
高校も一緒でなんと大学まで一緒だったのだ。
僕達は互いに支え合い笑いあう仲間であり・・・親友だった。
彼は今長年の夢であったアメリカ留学という夢を叶え今旅立とうとしている。
「謝るなよ、夢だったんだろ、もっと胸を張れよ」
「・・・・わかったよ」
彼は少し優しすぎだと思う。
「僕こそ、ごめん。三咲のこと・・・」
「いいよ・・・もう」
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