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「きゃっははー!
トモちゃん、早くジュース買ってきてよぉ!」
女は机に座りながら足をばたつかせてそう言った。
ムカつく…
なんで私がこんなことしなくちゃいけないの?
「ともちぁん!俺の分も買ってきて☆」
そう言って会話を割ってまで入ってきたのは、瀬良春樹。
こいつがすべての元凶、苛めのボス猿。
「あれ?どうしたのトモちゃん。いつもなら可愛いお返事してくれるのに~」
瀬良は笑みを浮かべながら私の頭を撫でた。
さわるなよ…。
私は瀬良を睨み付けていた。
「あ、ちょっとー。何その目はぁ。ハルが困ってるじゃん!」
女はそう言って無理矢理私から瀬良を引き離した。
……その目って……。
こいつが先に挑発してきたんだろうよ。
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