◇朋美◇

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「きゃっははー! トモちゃん、早くジュース買ってきてよぉ!」 女は机に座りながら足をばたつかせてそう言った。 ムカつく… なんで私がこんなことしなくちゃいけないの? 「ともちぁん!俺の分も買ってきて☆」 そう言って会話を割ってまで入ってきたのは、瀬良春樹。 こいつがすべての元凶、苛めのボス猿。 「あれ?どうしたのトモちゃん。いつもなら可愛いお返事してくれるのに~」 瀬良は笑みを浮かべながら私の頭を撫でた。 さわるなよ…。 私は瀬良を睨み付けていた。 「あ、ちょっとー。何その目はぁ。ハルが困ってるじゃん!」 女はそう言って無理矢理私から瀬良を引き離した。 ……その目って……。 こいつが先に挑発してきたんだろうよ。
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