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「ふーゆw」
毎日のように
こいつは俺の隊舎に遊びに来る
始めは
こいつの事が嫌いだった
だが
段々
嫌いから好きになって
今では
恋人同士になっていた
「なー冬ーw」
「なんだ、朝からうっとうしい」
いつもなら
お昼頃に来る市丸だったが、今日は珍しく朝から十番隊舎に来ていた
「何やねん、忘れたんか?」
「何がだ」
「今日は、冬と僕が恋人同士になった日やんかー」
少し悲しそうに市丸が言って来た
「そうだったか?」
「そうやで!
もー冬の忘れんぼサン♪」
そう言って
日番谷の鼻を指でちょんと触り
「…//」
「あら、照れてもうた?(笑)」
「バカか!
早く自分の隊舎に行って仕事しろ!」
「えー
せっかく来たやでー?」
「来いとか言ってねーだろが」
そう言われて
ブスーとし
「はぁ…
たく、午後になったらここに来い」
「へ?」
「午後は空いているから、てめぇも今は仕事しろ…吉良にばっか仕事押し付けんじゃねーよ」
呆れたように市丸に言い
それを聞いた市丸は
子供のように嬉しがり、また来ると言い残してそそくさと出て行った
「…俺も甘くなったな」
市丸が出て行ったドアを見ながらふっと笑い
長いようで短い午前中を暇もなく仕事をし始めた
「隊長ったら
可愛いーw」
ソファーに座りながら
煎餅を食べている松本
「…居たのか…;」
「始めから居ましたけど?」
「そうか…;」
どれだけ
市丸に集中していて
松本が居た事さえわからないほどに市丸に見とれていた自分に今気付き
少しだけ恥ずかしく机に顔を伏せた
「隊長ったら可愛いーw」
「うるせぇ///」
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