笑顔

6/13
前へ
/15ページ
次へ
「ッたく…」 説教を長々として疲れたのかソファーに座り それを見た市丸は 許してくれたのだと思い正座から立ち上がろうとしたが 日番谷の足が思いっ切り頭の上に落とされ 立とうとしても 日番谷がまた機嫌が悪くなるのを恐れ立てず 「お前、俺が許したと思っただろ?」 「やて冬が―「ああ゙?」 「…はぃ;」 「はぁ…」 ため息をつき 市丸の頭の上に置いていた足を退けて そっと 市丸に抱き付いた 「ふ、冬!?」 された事がなかった為 思わず目を見開いて驚き 「な、なんだよ…;」 下から見つめられ 「や、やて… こんな事してくれはったの初めてやで?」 「そうだったか?」 「当たり前やんか!なんか…」 「なんだ?」 「なんか、理性が保ちそうにあらへん…」 余りにも感動して 感動を超えたのか 少し照れながらも日番谷を見る 「………」 「冬、いただきま―」 ―ドコンッ!!! 日番谷の拳が 市丸の顔面にのめり込んでいる 「…大丈夫になったか?」 自分の顔を抑えながら 渋々返事をした .
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

117人が本棚に入れています
本棚に追加